環境機能利用工学寄附講座

Posted by samakomlao Thursday, April 16, 2009


三菱マテリアル、東北大学に「環境機能利用工学寄附講座」を設置
東北大学に「環境機能利用工学寄附講座」を開設

 三菱マテリアル株式会社(本社:東京都千代田区、社長:井手明彦、資本金:1,194億円、以下「三菱マテリアル」)は、ますます複雑化・深刻化する地球環境問題の解決に貢献するために、平成21年4月1日付で、国立大学法人東北大学(総長:井上明久、以下「東北大学」)大学院工学研究科土木工学専攻に「環境機能利用工学寄附講座」を設置致しました。この寄附講座開設により、バイオテクノロジーを活用した排水浄化など低コスト、低エネルギ-の環境技術を開発するとともに、持続性のある地球の未来を切り開く人材の育成を行ってまいります。

 本寄附講座は、三菱マテリアルが有する優れた機能を持つ材料、高効率の水・土壌環境浄化技術を、東北大学の推進する社会基盤デザイン、水環境デザイン、都市システム計画3分野の最先端の研究成果を活用して高度化し、低炭素社会の実現に資する基盤技術・システムの開発を目的としています。

研究テ-マ:
 1)生態系の浄化機能を活用した排水浄化技術
 2)温暖化対策技術による気候変動緩和・適応方策
 3)生物・生態系の適応力を活用した地球温暖化対策技術
 4)基盤材料(セメントなど)のエコマテリアル化による低炭素社会の基盤施設・システム設計

教育目標:
 1)最先端の環境研究・技術開発および伝統的技術の効率化・オ-ルドバイオエコテクノロジ-のイノベ-ションを通じて環境問題の本質を理解し、解決に導くことのできる人材の育成。
 2)東北大学GCOE(*)「環境激変への生態系適応に向けた教育研究」(リーダー:中静透 教授)と連携して、生物・生態系の適応力を利用し、それを社会的・国際的にマネ-ジメントできる人材の育成。


 (*)GCOE:グローバルCOE(Center of Excellence)プログラムの略。国際的に卓越した研究拠点形成と大学院教育の抜本的強化を目的とした、文部科学省の大学教育改革支援事業。

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シンポジゥウム「循環型社会をめざして」 Download: 案内1 / 案内2
Download: 寄附講座の概要